セラミド 化粧水

セラミドが不足すると・・・

乾燥肌にはセラミド不足が多く、セラミドにはバリア機能という重要な役割があることはすでに話しました。
ここで、セラミドの働きをまとめてみましょう。

 

【セラミドの大切な働き】

 

@水分を抱えて離さない「保湿」

 

細胞間脂質に約半分存在しているセラミドですが、これ自体が高い保湿力を持っていて、細胞間脂質を構成する他の成分よりも水分を抱え込む力が強いのです。
その力は湿度0%でも抱えた水分を離さないほど。

 

ですが、注意したいのはこの「保湿」の意味です。
保湿というとしっとりした「潤い」を連想しがちですが、セラミドの意味する保湿は「水分を抱えて離さない」ということ。
「セラミド」として生まれた時点で抱えている水分を逃がさないということです。

 

なので、角質層にセラミドが十分に存在していれば「しっとりうるうる」とした肌触りになるわけではなく、水分を抱えたセラミドが乾燥を防いでくれる、と考えたほうが良いのです。
肌触りしっとりを目指している人には物足りないかもしれませんが、健康な肌はむしろさらさらしています。
赤ちゃんの肌を思い浮かべれば分かりやすいかもしれません。健康な赤ちゃんの肌は、角質層にセラミドたっぷりでさらさらです。

 

A刺激から肌を守る「バリア機能」

 

肌の表面である角質層がセラミドで満たされていると、色々な外部刺激を肌の奥に届けない「バリア機能」がしっかり働きます。
具体的な外部刺激には、乾燥、ホコリ、細菌、アレルギーの原因物質などがあります。

 

これらが肌の奥の真皮まで届いてしまうと、肌が乾燥するだけでなく炎症やかゆみまで引き起こされてしまいます。
このバリア機能がセラミドの一番重要な働きといえます。

 

B角質層に隙間なく存在して「肌の奥の乾燥を防ぐ」

 

バリア機能の延長でもありますが、これは真皮のコラーゲンやヒアルロン酸を守るということを意味しています。
すでに話したバリア機能が外部刺激から真皮を守っていますが、これはコラーゲンやヒアルロン酸が外部刺激で破壊されないようにしていることも含みます。
この2つはかなりの水分を抱えているので、破壊されると肌の奥から水分が蒸発してしまいます。
すると、表面の乾燥だけでなく肌の内側からも乾燥が進んでしまい、肌の土台である真皮がふっくらとした弾力を失ってしまいます。
セラミドは表面だけでなく奥の「保湿」もしているのです。

 

【セラミド不足は肌トラブルの原因に】

 

セラミドが不足する原因は身近にたくさんあります。
加齢、肌の洗いすぎやこすりすぎ、ストレスなど。
これらでセラミドが不足してしまうと角質層は隙間が多くなってしまい、
セラミドの大切な働きも十分に行われなくなってしまうので、肌の乾燥や炎症の原因になってしまうのです。

 

また、アトピー性皮膚炎の原因がセラミド不足である場合もあるといわれています。
その場合はセラミドの補給が治療に効果的なようです。
肌がセラミド不足になると、乾燥はもちろん、他の肌トラブルの原因にもなってしまうのです。